Loading...

おんでニャさいと

“暮らしの安心をベースで支えるベーシスト” 曲の基本コードを奏でるベースのように目立つポジションではないけど、しっかりと暮らしの安心を支えるベース そんな『縁の下の力持ち』を極めるベーシストでありたい

佐々木 喬任
株式会社佐々木鉄工ベンディング / 代表取締役 社長

Share this entry

プロフィール

三戸町目時にある佐々木鉄工ベンディング。
物流パレット、免震装置を据え付けるための上下のベースなど、鉄、アルミ、ステンレス材質の金属工作物を製造している会社です。

今回、お話しをうかがったのは社長の佐々木喬任(たかとう)さん。
三戸町のお隣、南部町の小中学校を卒業後、青森県立八戸工業高校に進学。卒業後は熊本県の鉄工加工会社(曲げ加工の会社)でみっちりと3年間修行した後、お父様(現会長)が経営する株式会社佐々木鉄工ベンディングに入社。

入社後は曲げ加工のほか、機械加工をやったり、そして免震加工を始めて、その後はずっと免震加工を10年以上。そうしている間もずっと「後々は社長になるよ」と言われていたとのこと。その頃の名刺の肩書は「営業」。でも、カタログの肩書には「社長心得」と書かれていたそうです。

正直に言いますと、佐々木社長の見た目は結構、迫力あります。
しかし話してみると、実に気さく。知識豊富だし、シャレがきいているしで、笑いの絶えないインタビューでした。

会社のカタログやパンフレット、ポスターを拝見すると、随所に社長のアイデアが散りばめられていて、鉄製品の知識などない取材班でも楽しく見てしまいます。

会社経営のお話しをうかがうと、情熱とプライドが溢れているけど、客観的。とても冷静にご自身のやるべきことを分析していらして、事実、やるべきことに取り組んでいらっしゃる印象を持ちました。

「鉄工」やさんというと、少しとっつきにくい印象があるかもしれません。
しかし、佐々木社長のインタビューを読んでいただければ、ちょっと見方が変わるかもしれません。

ぜひ、一度、佐々木社長に会ってお話してみてください。
三戸を楽しむヒントもたくさんもらえますよ。

tekko005

関東圏等の生活を支えているのは地方の人間だと思ってる

佐々木 :中身を知らない人間からすると、とっつきにくいよね。「鉄屋」「工場」と言ったときによくわからない存在だよね。

ただ、きつそうって思っちゃう人が多いですよね?

佐々木 :そうそう、マイナスのイメージばっかだよね。3K代表格みたいなね。そんな感じに見られちゃうよね。
怖い怖い怖い。火花散ってるーみたいなね。業務内容が想像しにくいんだよね。

佐々木鉄工ベンディングが作っている作っている物を教えていただけますか?

佐々木 :大雑把に言えば、鉄、アルミ、ステンレス材質の金属工作物。具体的には、一番売上が多いのは「物流パレット」。物流パレットというのは、倉庫業などで使うラックというか入れ物のこと。

他には箱物、入れ物。気仙沼のマグロやカツオを入れる超低音冷蔵庫。山積みで保管するための入れ物だね。

他には免震。免震のメインとなる装置はブリジストンなどのゴムメーカーが作るものなんだけど、俺達はそれを据え付けるための上下のベースを作ってる。身近なところでは八戸赤十字病院に行くと見れます。地下室に小窓があって、そこに免震装置があるから、そこで見れます。

実際にはすごい物を作ってる。

佐々木 :けど、例えば免震。実際は設計やさんが図面を引いて、それを受けてゼネコンさんが下請けに発注して物が出来上がっていくわけ。でも世間的にはゼネコンの何々が、なになに組が作りましたってことになるのね。

で、俺達は下請けです。陽の目は見ないから。

でも、プライドは持ってるよ!

言い方は悪いかもしれないけど、関東圏の生活を支えているのは地方の人間だと思っている。俺達もそうだけど、俺達よりも日本全体を支えているのは、俺、運送だと思っているから。
だから、トラック野郎が好きなんだよねー。

例えば、あそこの免震の部品を作ってるのは佐々木鉄工だ!ということがもっと知られてもいいと思うのですが?

佐々木 :うーん。それを理解してもらっても一般の人たちの生活に関わるものではないからねー。

実際にここの仕事はうちの仕事!というものを教えていただけますか?

佐々木 :東京駅の丸の内。あそこの免震。それから変わったところでは「ゴジラvs.モスラ」の映画だったと思うけど、神戸でゴジラが遊園地の観覧車をぶっ潰したんだけど、そのゴジラがぶっ潰した観覧車のフレームを曲げたのは俺らなの。

曲げ加工の方では羽田空港の仕事もした。あと一般の人の生活に関係あるところでいうと灯油を入れる灯油タンクメーカーのサンダイヤ。タンクが何かの都合で壊れた時に灯油が自然界に出ないように受け皿をつけることが消防法で決まっているんだけど、その受け皿を作ってる。東日本大震災の後、その防油堤がバカ売れしたんだよね。非常時の電源を装備する、そのための燃料を装備するということでね。

あと、東日本大震災の復興工事等にも参加している。気仙沼の病院を高台に移す工事では免震の工事を、仙台市立病院に免震を入れる仕事もしたね。免震以外ではさっきも話した気仙沼のマグロやカツオを保存する入れ物。

三戸町のなかで貴社が作ったものを見ることはできますか?

佐々木 :葉たばこの乾燥小屋とかだね。葉たばこの乾燥小屋は佐々木鉄工ベンディングになる前、佐々木鉄工の時代によく作っていたもの。

この仕事は「安全に作業をするためには」ということを叩き込むことから始まる

お取引先を教えていただけますか?

佐々木 :商社とファブリケーター(鉄骨やさん)が中心。

今、従業員は何名ですか?

佐々木 :三戸町の本社と福島県の須賀川工場と海外研修生を入れて70名少し。研修生は今10名。

海外研修生以外の社員は近隣の方が多いのですか?

佐々木 :そうだね。

現在募集している職種は何ですか?

佐々木 :溶接、塗装、事務職、営業職、管理職もだし、何でもかんでもだね。興味を持ったら連絡してほしい。来てみてほしいと思ってます。

どのような人に来て欲しいですか?

佐々木 :結局は、人柄だよね。来てくれる人に望むのは、一番見るのは人柄。手元が器用だとかなんだとかいうのは二の次だよ。

入社して1ヶ月間はどのような仕事をするのですか?

佐々木 :職種によって違うけど、ざっくりと説明すると、その職種のメインの仕事をするというよりも、お手伝いをしながら、その職種を覚える。で、一番の仕事は先輩の小言を聞くこと。「安全に作業をするためには」という小言をよく聞いて、よく覚えることだね。

この業界で五体満足で定年を迎えたいならね、病的なくらいに神経質にならないといけない。

フォークリフトや、クレーンで運んでいるものは2tですよ、1tですよ、という世界。事故があったら普通死にますよ。

とにかく、安全に、ということだね。
tekko007

それは愛。愛なんです。

では入社して3ヶ月後には、どのようになっていてほしいですか?

佐々木 :失敗しても影響のないような仕事をさせる。先輩にくっつけて作業をやらせながらね。新しく入った人にやらせながら、先輩がそれを見る、確認する。もし何か失敗した時には詳しく説明する。また、やらせる。そして確認する。やらせてダメなところは先輩に補修してもらう。これを現場でやってる。

技術的にはそんなにハイレベルなものを要求しているわけではないから。まずは、安全に確実にやって仕事を覚えてもらえればいいんですよ。

入社して半年で、1年で一人前なんて思わないから、こっちも。

ゆっくり時間をかけて育てていただけるということですね?

佐々木 :そうそうそうそう。ただ、プレッシャーは与えるけどね(笑)

社長のプレッシャーきつそうだなあ!

佐々木 :いやいや、だって、反復して覚えるのも必要だけど、一番強烈に頭に残るのはさ、何かミスをした時、プレッシャーをかけられたところを、なんとかものにした時の知識じゃない?そういう知識って残るじゃない?だから俺はその係としてプレッシャーをかけるの。

それは愛なんだよ

“きびしい”ということと怒るということは違うじゃない?厳しいんだけど、それは優しいんだよね。裏側にあるものをわかってほしいね。

給料の見える化を実現するためのルール作りに取り組んでいる

貴社の社員になるとどのような将来を描くことができますか?

佐々木 :今、社員みんなの共通のルールを作りたいと考えて、取り組んでいるんだよね。社長の俺だけに得があるというのでも、従業員だけに得があるというのでもなくて、共通のルールを作って、それに沿ってやろうと。その中で、給料の規定なども見える化してあげようと考えてる。

例えば新卒で入った時の基本給があるよね。勤続年数でいくらプラス。年齢によっていくらプラス。これが基本となる給料。

そこに技術の要素を加える。

溶接とひとことで言っても、単に溶接ができる、というのと、有資格者では違う。有資格者の中でも基本級と上級がある。そのようなグレードによって基本となる給料に加算する額を変えるようにする。

「なにができたら、いくらだよ」というのを全部、見える化してあげようと思ってる。

目標の設定がしやすくなりますね?

佐々木 :そう!「俺は給料いくら欲しい!」と思った時に、今からこれとこれとこれをクリアすれば、ほしい給料に届くんだ!と思える。そういう状態にしたいと思ってる。

そうじゃないと、俺が「お前の面倒見てやるから」と言ったところで、言われたほうからしてみればわけわからないじゃない?

逆にルールがあれば、俺がどう思おうと、ルールをクリアしていればその人はそうなんだから。好き嫌い人事をしないためのルール作りを、今してる。

当然、罰則も、ペナルティも明確にする。

それがあれば社員が抱える将来の不安にも対応できるのかな?と思ってる。家庭を持って、子どもを持って、家を建てたいとなると、この先自分の給料はどうなる?というのを見たいと思うんだよね。
佐々木鉄工ベンディング

手に職をつければ人生は安定する

安全管理が大切な仕事だと思うのですが、どのような点に配慮していますか?

佐々木 :気づいたことがあったら即、忠告。これが小言になるんだよね。扱っているものがものだから、小事が大事なんだよね。だから「危ないんだよ!」ということをとにかく叩き込むことが必要なんだよね。

体力的にきつい仕事だと思うのですが、社員の健康管理の面でとくに配慮していることはなんですか?

佐々木 :労働基準監督署の指示通り安全管理は行っている。健康診断をやって、産業医を付けてる。

社員の親睦を深めるためのイベントはありますか?

佐々木 :お盆前のバーベキューパーティー。会社の外でね。

応募から採用までのスケジュールを教えて下さい。

佐々木 :ハローワークを通して応募してください。そのうえで面接の日時を決めましょう。面接の時には履歴書を持ってきてください。

採用面接ではここを見る!というところはありますか?

佐々木 :さっきも言ったけど人柄だね。それとコミュニケーションできること。

応募者、応募を検討している方にメッセージをお願いします。

佐々木 :人生のなかで仕事って全てじゃないじゃない?人生の一部だよね。他の、遊びとか他の要素があるよね。東京とか仙台とか行った、または暮らしていた。そして都会の良さを知った、知ってる。悪さも知ってる。そういう人であれば、三戸の土地柄の正当な評価ができると思う。

長い間、地元だけにいるとその悪さしか見えないんだよね。三戸の良さと悪さを見極めることができる年齢、経験を積んでからじゃないと、ここにいるということは難しいんだろうな、と思う。もともと三戸の人でも、はじめて三戸に来る人でもね。

良さ、悪さを知ったうえで、じゃあここに住もうかなと思って、そして就職先を探すときに選択肢のひとつに佐々木鉄工ベンディングがなれればいいな、と思ってる。

三戸からどこかへ出ている人なら、どこかで人生がうまくいかなくたって地元に帰れば、こんな企業があるんだから帰ってきて働けばいいし。はじめて三戸に来る人だって同じ。三戸にはこんな企業があるんだから。

確実に仕事を覚えて、場数を踏んで、知識を増やして資格をとっていけば、ある程度は人生の見通しがたつような会社づくりをしているし、手に職をつければ人生は安定するものだから。

興味を持ったら連絡ください。話をしましょう。

佐々木鉄工の商売範囲はASEAN(アセアン)

社内的には社員共通のルール作りを始めとした組織づくりに取り組んでいらっしゃいますが、対外的なトピックはありますか?

佐々木 :佐々木鉄工の一大イベントはフィリピン工場の旗揚げ。
法的なもので、佐々木鉄工の会社として行くんじゃなくて、佐々木鉄工が100%出資した現地法人ていう形なんだけど。今そっちに会長が行くからね。今年の8月か9月にスタートする。マニラから車で1時間ぐらいの所で。

土地の購入にサインしたのは俺なんだけど、はじめてここの土地を買うというのを見に行った時には泣いたんだよね。親父はここに倒れるんだ。ここで死ぬんだ、と思ったからね、やっぱ。親父はここで骨を埋めるってね。だって70歳だもの。

70歳から現地で住み込みで始めるっていうんだから..
そう思うと泣けてくるよね。

会長自ら行く、というのはすごい決断ですよね?

佐々木 :でもね、そう決断するのは簡単なのよ。
メイドインチャイナ、ジャパンクオリティを目指して皆こけたじゃない?
なぜこけたかと言うと、ジャパンクオリティを監視監督する人間が向こうにいなかったから。いたとしても、その人がいつの間にか日系現地人になっちゃうんだよね。

だから、それをしない、させない。メイドインフィリピン、ジャパンクオリティを実現するためには、代表自らが、自分が行くと。
日本人と商売していてもさ、「これぐらいだったら大丈夫だと思いますよ」って言ったところで、客の目と自分の目がずれてるから。ものさしの人が動かないことには質を保てない。だから、会長が自分で行くという発想になったんだよね。

あとさ、会長の年代の社長ってさ、マグロ、カツオの類なんだよね。
止まれば死ぬみたいなところあるじゃない。だから、行きたいって言ってるんだから仕方ない。ここで引き止めたら親不孝にもなるしね。

それに、別に感情論だけで出店を決めたわけじゃない。
フィリピンの優位性を確かめてはいるよ。

ビジネスの相手はアジア全域に広がるわけですね?

佐々木 :商売範囲はASEANと思ってる。ASEAN圏内の日系。
日系の人たちが結構行ってるんだよね。

だけど「あれがほしい、これがほしい」といった時に、アジア品質でみんな苦労してるんだよね。そこにジャパンクオリティを持って行ってあげよう、ということ。そういう要望があっての話なんだよね。

三戸に海外を相手にビジネスをしている貴社のような会社があるってすごいですよ!

佐々木 :いやー。ただ、生粋の下請けだからね。

基本理念はここに書いているから。
社会の中に下請け「縁の下の力持ち」はいなきゃいけない存在なんですよ、という思いだね。

“暮らしの安心をベースで支えるベーシスト”
曲の基本コードを奏でるベースのように目立つポジションではないけど、しっかりと暮らしの安心を支えるベース
そんな『縁の下の力持ち』を極めるベーシストでありたい
tekko008

佐々木鉄工ベンディングが募集中の求人

この記事が気に入ったらいいね!しよう

おんでにゃサイト

現在この記事にコメントはありません。

×
新規コメント